登場人物

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dca9c23a-be7d-4b2c-8de7-ee092d89d145 表紙イラスト えしか様作 大神十兵衛(おおがみじゅうべえ)  狼の形質を色濃く残す爪牙族(そうがぞく)(獣人)の男。灰銀の毛並みに琥珀色の瞳であったが、五年前の戦で胸から顔に怪我を負い失明。傷痕を隠すため藍色の目隠しをしている。戦では槍衆を率いる長であった。北部にある故郷で按摩として生計を立てている。口下手で頭が固いと本人は言う。  戦から帰った翌年に病で妻を亡くして以来、独り身。妻の墓を毎日掃除している。  イヌ科の動物のように大きく太い逸物を持ち、射精の量が多く時間も長い。また射精の時には根元が膨らみ抜けなくなる。 翠宮篤実雪政(みどりのみやあつみゆきなり)  主に篤実、若君と呼ばれる。白皙に翡翠の瞳を持つ、華奢な人間の青年。北朝今上帝第四皇子。五年前の初陣で十兵衛の部隊を指揮し、危うく大けがをしそうになったが十兵衛に助けられ、その後敵を退けた。元々真面目で責任感も強い性格であったが「儀式」に失敗してしまい、淫欲を律することが出来なくなった己に失望。身分を捨て、かつて戦場で己を庇った十兵衛の元へやってきた。幼名を雪千代。 天目屋竜比古(てんもくやたつひこ)  蜥蜴の爪牙族と人間族の混血。丸い眼鏡をかけ、青い髪と目をもち、白い肌に鱗が生えている。薬屋を自称し、年の半分は各地を回っている。吊り目で口が大きく、よく笑い、人間の女性にもよくモテる色男。混血のため子供を作れない。 おトキ  故人。十兵衛の妻。隣の村から嫁いできた。 北朝今上帝  篤実の父。妻である篤実の母を失った。篤実の他に三人の息子が居る。 桔梗宮保紹晴賢(ききょうのみややすつぐはるかた)  主に保紹(やすつぐ)と呼ばれる。篤実の二番目の兄。  穏やかな太眉に黒い瞳、唇の下に艶黒子のある青年。北朝総大将の職に就いており篤実に比べると背が高く、細身であるが確りと鍛えられた体つきである。  主に南朝からの侵攻に備え国境を守るため、都に居ないことが多い。妻と娘が居る。雅虎の癖が強いため目立たないが敵に対して容赦ない。  幼い頃から叔父の小姓を務め今でも尚、特別な契りを交わしている。尻を許すのはだいたい年に一度程度。 護磬宮彰雅虎(ごけいのみやあきらのまさとら)  主に彰と呼ばれ、猛虎と渾名される武将。  今上帝の弟であり、保紹(やすつぐ)篤実(あつみ)にとって叔父。地黒の肌で赤毛、大変毛深い。骨格、筋肉、共に人並み外れており、爪牙族の男とも渡り合える膂力と噂されている。  酒好きで体臭が強い。妻と娘が居るが慶次と同じく中々家に帰れず寂しがっている。甥達の事も我が子のように可愛がっており、何故か篤実のことはにおいで見つけることが出来る。  体格に見合った立派な逸物を持ち、尻の締め付けも絶品。
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