朔の夜には

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「何か飲みます?ビールとか、ジュースは無いけど」  彼女は屈託の無い笑顔を見せて笑う。 「いえ、大丈夫です。それより、今夜のお月さま、綺麗ですよ。一緒に見ませんか?」  そう言いながら、彼女は東の空に浮かぶ満月を見つめた。  彼女の隣にある、リクライニングチェアに腰を下ろす。
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