朔の夜には

21/26
前へ
/26ページ
次へ
 恋人同士では無いが、二人で見る綺麗な景色は美しく素敵だ。  のんびりとした時間。  プチッ。  何かが切れた音がした。  ふと、目に涙が浮かんでくる。 「泣いているんですか?」  そう彼女に問われ、右手で涙を拭く。 「アハハハ。どうしたんだろう。何でな・・・」  突然、眼帯をした彼女の顔が目の前に現れた。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加