感情のスイッチ

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君と出会えてよかったって心から思える日は来るのだろうか いや、来ないな 少なくともこのままだったら 正直言って君と会わなければ良かったのにってそう思っている 君という存在を知らなければこんなにも苦しまなかったはずだから 君がこの世からいなくなるだなんて知らなかったから 俺の中にこんな感情があるだなんてね こんなにも人を思うことができるだなんてな ふ………それももう幻だけど 楽しかった、面白かったって過去形で済ますことのできる幻では無いのが癪だ できれば現在進行形に戻せたら…だなんて 出来もしないことを思ってさ 俺の命と君の命を変えてあげることができたら うん…できたら できないに決まってんだよな 結局俺だって生きたいしでも君だって生きたいんだろ あぁ……もう! なんで人って死ぬんだろうな 寿命なんてなければみんな笑顔で生きていけるのかな 君だってそんな顔をせずに俺と笑い合ってくれてたのかな わかんないな、ここはもう人が死んでしまうっていう世界だから 死なないでくれよ お願いだから俺と一緒に生きててくれよ そんなこと……言ったって君が苦しむだけだよな 君だって生きたいのに生きることができない なぁお願いだから泣くなよな俺 俺が泣いたって何も変わらないだろ 感情のスイッチを切ろうよ そしたら俺自身は楽になれるはずだから あれ、なんでだろ スイッチはOFFなんだよな 涙が止まんないや なんでだよ、これってなんでだよ 後悔してる……のかな 「後悔だけはするな」 って誰だっけその事を言ってくれたのは ねぇまだ間に合うのかな 君がいる間はまだ間に合うのかな まだ諦めなくても…いいのかな 結果はどうなってもいい 一個だけ言わせてよ 君と出会えて本当に…本当によかった
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