13years old

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目元にハンカチを当てるとひんやりと冷たく心地よかった。 冷やしながら、続きを話した。 「ある時、同じように追われている人たちに会いました。 その中の一人が元々刺客を送ったテロ集団の一人で、経緯を教えてくれたんです。 刺客を三人送り込んでいるから、その時空へ移動して王子の殺害を阻止しなければならない。 ただ一人しか送れないので、混血で両方の言語が話せる私が選ばれました」 「それで前回のところへ」 「はい。 無事に守れてよかったです。 次がここでした」 「どこに刺客がいるのか、どのようにして殺害しようとしてくるのかわかるのですか?」 「いいえ。 ただ危険を察知するとこのイヤリングが教えてくれます」 指でイヤリングを触った。 「そうなんですね…。 ではわたくしも気を引き締めなければなりませんね」 「協力していただけるのですか!」 「もちろんですとも。 これでも昔は結構やんちゃしていて、多少体力は落ちましたがまだまだ現役ですよ?」 じいやは二の腕に力こぶを作り、二カッと笑った。 つられて私も笑ってしまう。 「とっても心強いです! ありがとうございます。 サンドイッチ、ごちそうさまでした」 「では、合流しましょうか」 「はい!」 少し話すと気分は楽になった。 じいやと共に、王子の向かったレストランへと向かった。
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