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第一話 君の秘密
「ねぇ、そこの彼女俺と遊ばない?」
「ねぇ、俺と付き合わない?」
「ねぇ、俺とお茶でもどう?」
「ねぇ、朝まで一緒に過ごそうよ!」
「ねぇ、お姉さん!俺といい事しよう!」
毎日毎日俺は声をかけた。
やめられないこの感覚。
幸福感。
俺は俺に酔っていた。
だって、俺はかっこいいから。
誰もが俺に夢中になってくれる。
この世で一番美しい俺は無敵だった。
あの人と出会うまでは…。
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