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二人を繋ぐ夜光花の灯り③
必死に腰を振りながらクロードに問いかける。痺れて口を動かすことすら満足に出来ないことを分かっていても、そう聞かずにはいられなかった。クロードにすれば不本意だろう。相手が可愛い女じゃなくて俺なんだから。
だけどこれが最初で最後。俺はもうお前の前から姿を消すから。もう二度とお前の前に現れないから。
「んあっ……クロードッ……!」
自ら腰を振り、その快感に身をゆだねる。自分の指でも気持ちいいと思っていたけど、それとは比にならないほどの快感。指じゃ届かかない所に刺激が与えられ、ぞくぞくとしたものがせり上がり体が震える。クロードにとっては不本意でも、俺にとってはずっと焦がれた相手。その相手と今、俺は繋がっている。どんな形であれ、それは事実だ。
「ぐっ……!」
「あ、んっ……もう、イキそうっ……クロードッ……っ――!」
腰が抜けてしまいそうな快感に負けないよう、更に動きを速めて追い込みをかける。中に欲しい。クロードの子種を中に出して欲しい。最初で最後だから。どうかお願い。
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