1章1節 はじめから

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ぬかるみに足を踏み入れた時の記憶がよみがえる。 足裏が泥塗(どろまみ)れになる錯覚を起こしたせいで、ねっとり とした幻聴も聞こえた。実際に踏んだのは――                        ◆
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