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極夜~お嬢様は終わらない夜を過ごす~
深窓のお嬢様は終わらない夜を過ごす。
「あっ、いやっ」
「嫌って貴方のここは、もうこんなになっているのに?」
唇に僅かばかりの愉悦をのせ、男――執事は彼女の身体をかき混ぜた。
「ああっ、もう、もう」
……どうして、こんなことになっているのだろう。
靄のかかったあたまで考えたところで、答えが出るわけでもない。
「もう、なんだ?」
「ああーっ!」
一番深いところまで執事が侵入し、白い喉を反らせて彼女が果てる。
ゆっくりと夢うつつへと沈んでいきながら、彼女は今日のことを思い出していた。
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