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 このままだと私の責任になってしまう。  みんなが秋月さんの見方をしている中、「秋月さんに仕組まれました」と真実を言ったところで、誰が信じてくれるだろうか。  仕事を秋月さんに割り振った私にも責任はある。もう、潔く謝ってしまおうか。 殺伐とした雰囲気に心が耐えられなかった。 謝ろうと口を開きかけた瞬間。   「真実をはっきりさせようか」  不穏な空気の中、凛とした声が耳に届いた。途端に泣きたくなってきた。  声をあげたのは真白さんだ。 「……」 「この件でなにか知っている人いたら教えてくれる? 悪いけど、秋月さんには前科があるから。すぐに信じられない」  淡々と言い放った言葉に、他の社員はざわざわし始める。「前科って?」「秋月さん、なにかしたのかな?」あちこちから不穏な声が聞こえてきた。おそらくその声が聞こえたのだろう。秋月さんは気まずそうに顔を伏せた。 「……」 「……」  真白さんが醸し出す雰囲気に、空気が一気にピリついた。   
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