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序章〜プロローグ〜
昔々、人里離れた深い深い森の奥に妖精が住む国がありました。
一年中春のような気候で、常に花が咲き誇り、美しい緑と透き通った大きな湖。
エルフ達は美しい深緑の髪と瞳を持ち、その背中には出したりしまったり出来て、自由自在に空を飛び回る事の出来る輝く透明の羽根。
人間から見たら、不思議な世界に生きる神秘的とも思える彼等達。
でも、そんなエルフ達も人間と同じように恋をします。
これは、ワガママで捻くれ者の妖精王子が、運命の相手と結ばれる為に成長していく……恋の物語。
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