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第1章(1)
「生涯ずっと愛し続ける」
俺は彼女とそう約束した。
ずっと、愛していけると思っていた。
ずっと、一緒にいられると思っていた。
彼女が俺の傍からいなくなるなんて、考えもしなかった。
亡くなる間際に俺は約束した。
「必ずまた君を見付ける」
「必ずまた君を妻にする」……と。
……
………。
俺は待ち続けた。
何年も……。何十年も……。
……そして、百年が過ぎた。
ついに、この日が……運命の日がきた。
俺はついに、再び彼女と会える事になる。
……
…………。
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