部長の部屋で

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その後も、いろんな角度から舐められながら、彼の手は胸をさまよい続ける。 胸をもみ、乳首をカリカリといじめ、摘まみ上げる。 私は抵抗する気力もなくし、されるがままだった。 「もう我慢できない、いい?」 私の上にまたがり、賢二さんが自分のズボンのファスナーを下ろしながら妖艶な視線で私を見下ろす。 声にならなくて、こくこくと首を縦に動かす。 賢二さんが満足そうな顔をして、一度ベッドからおり、ズボンとボクサーパンツを脱ぐと、 ベッドのサイドテーブルからコンドームを取り出す。 薄暗い部屋でも、彼の男らしいシルエットが見えて、ドキドキして更に濡れる。 ゆっくりとベッドに戻り、私の脚の間に身体を押し込ませると、 「いれるよ。」 と、ぐっと私の腰を押さえつけ、苦しそうな顔をしながら、入ってくる。 「んん!」 あまりの圧迫感に思わず賢二さんの身体にしがみつく。 「ごめん、もう少し。」 え、と思う間もなく、更にぐっと奥まで彼のペニスが入ってきた。 「ぐ、あ、はぁああん。」 「全部、入ったよ。」 私の身体に全身をあずけ、耳元で甘くささやかれる。 今は動いていないから、耐えられるけど、 これで動かれたら、気持ち良すぎてどうしたらいいのだろう。 「動くよ。」 「ゆっくり、ゆっくりお願いします。」 私のお願い通り、ゆっくりゆっくりと彼のものが抜かれていく。 と思うと、ゆっくりとまた奥まで差し込まれる。 「あ、あ、やぁ、やぁん」声が抑えられない。 「うん、洋子の中、すごいいい。」 「私も、私も、きもちいいの。」 彼の動きがますます激しくなって、これでもかと私の身体にぶつけてくる。 と思うと一度抜かれてしまった。 戸惑って、見上げると、 「後ろを向いて」と言われる。 彼に腰を回され、くるりと半転し、彼の前で四つん這いになる。 「はずかしい。」 「はずかしくない、きれいだよ。」 私のお尻を両手で持ち上げながら、ぐっと弾みをつけて奥まで一気に入れる。 「あぁ!!」 あまりの衝撃に一瞬意識が飛びそうになる。 何度も何度も打ち付けられながら、 前から突起をなぞられる。 「あぁ、だめだめ!そこはだめぇ。」 自分のいやらしい水音が耳に入ってくる。 「いやぁん、だめ、きもちいいのぉ。」 自分でも何を言ってるかわからないぐらい、意識があやふやになる。 「前からと後ろから、どっちでいこうか?」 後ろから、私の乳首をぐっとつかみながら苦しそうに賢二さんが聞いてくる。 「あぁん、まえ、まえがいい。」 「うん、おれも前が好き。」 再び抜かれ、また仰向けに倒れる。 ぐっしょりと汗だくの賢二さんの顔が見える。 愛おしくなって、両手で顔を挟み、キスをねだる。 「キスして、おねがい。」 「えろいな」と一瞬照れたような顔をした後、 ぐっと奥まで入れながら、身体を倒し、キスをしてきた。 ちゅぱちゅぱぐちゅぐちゅと、いろんな音をさせながら、1つに溶け合う。 最初のエッチがこんなにいいなんて、信じられない。 溺れながらも、頭の片隅で考える。 彼のキスに答えながら、 「もう、だめ、きて、お願い。」と懇願する。 「おれも、もう限界、いくよ。」 その後、今日一番激しい律動が起こり、 「うぅっ!」と一緒には果てた。
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