部長の部屋で

7/8
前へ
/59ページ
次へ
翌朝、うっすらと明るい部屋で目が覚めた。 賢二さんの寝顔が目に入る。 一瞬、事態が呑み込めなかったけれど、すぐに昨夜のことを思い出して恥ずかしくなる。 なんか、いきなり乱れてしまった気がする。 昨夜はずっと向かい合って、こんな風に抱き合う形で寝てたんだろうか。 少し起き上がりたいと思うが、彼を起こしてしまいそうで躊躇する。 「ん、おはよ。」 迷っている間に、起こしてしまったらしい。 「あ、おはようございます。」 ねぼけた感じの部長がかわいくて、朝からドキドキしてしまう。 ぎゅーっと抱きしめられ、おでこと頬にキスをされるが、お互い全裸だからはずかしくてたまらない。 ふと気が付くと、彼の元気なものが太もも付近に当たる。 びっくりして固まっていると、 彼が私の胸に手をあて、乳首をころころところがされる。 「こっちにも挨拶しないとな。」 「ん、ふぅ。 もう朝ですよ、だめ。」 説得力乏しく、手を押し返そうとするが、勝てるわけがない。 「まだ6時半だ、日曜日だし。」 胸をなでまわされ、乳首をカリカリといじめられる。 「目が覚めたな」と言いながら、彼が起き上がる。 軽いキスをしたと思ったら、胸におりて、乳首の周りをくるくるともまれ、舐められる。 勃起した乳首には触れてくれない。 「ん、ん、あぁ。」十分感じるけれど、感じるけれど、物足りない。 「どうしたの?」 いじわるな顔をして、聞いてくる。 「んーーー、おねがい、おねがい、さわって。」 「どこ?おっぱいなら触ってるよ。」 そういいながら、乳首の周囲をぐるっと指でなぞられる。 「あぁん、お願い、乳首、乳首を触って!吸って!」 「ん、わかった。」 満足そうな顔で、乳首をつまみ、乳首をすいあげる。 身体がのけぞり、声が上がる、「あぁーーー、いい、きもちいい。」 「昨日から思ってたけど、乳首が特に感じやすいんだね。」 「おねがい、やめないで。」 しつこいぐらいに、ぐるぐると乳首をねぶられ、ぐりぐりと指でつまみあげられる。 「こっちはどうかな。」 おもむろに、脚の間に指がすべりこんでくる。 「すごい濡れてる。2本入るかな。」 ずりゅずりゅとはずかしいほどの音が朝の寝室に響き渡る。 快楽に溺れていると、 「ごめん、もう入れるよ」 いつの間にか、コンドームを装着した賢二さんが私の上にまたがる。 「うん、来て。」 ぐいっと一気に奥まで押し寄せてくる。 「あ、あ、あ」 明るい部屋の中で、激しく抱かれ、 2人の声を、体液が混ざりあい、得も言われぬ快楽に包まれた。 果てた後も、彼に抱かれたまま、 「まずいな、離れがたい。」 と言いながら、私の髪に顔をうずめてくる。 その後も、2人でまったりと朝を楽しんだ。 寝起きの賢二さんは甘えモードで、 「うぅー、イヤだぁ、起きたくない」とかわいくすねている。
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

665人が本棚に入れています
本棚に追加