狐浅葱色

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本当は、酒呑童子だけだった。 悪事を働いたのは、酒呑童子だけだったと言うのに、 人の子に斬られた妖達は酒呑童子以外みな、旅をしに人間界へで向いただけだった。 ある妖怪は好奇心で、ある妖怪は未来のために、ある妖怪は知識を得るために、 なのに、その妖達は全員帰ってこなかった。 人間界で死んだ妖怪達は鬼が多かった。 どうして理解しているか、、といいますと、仕事の内でしたから。 妖怪は巫女や神父、霊媒師などに殺されていった。 だけど、光奈様にはこの妖国で生き延びて、立派に育って、人の子に殺されないように生きてほしい。 光奈様はきっと理解していないから、きっと分かりませんが、、、、 ーーーー人の子は危険だと言うことを。 光奈「伯?どうしたの?」 伯「いえ、何でもありませんよ」 光奈「ふぅ〜ん?」 だから、私はこの方、光奈様に生きて欲しいから、私は命に変えてでも貴方を守るといたしましょう。
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