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老舗ホテル
俺たちは夢の国に行った。
2泊3日でランドをまわった。
俺はジェットコースター系が苦手だったが、君がどうしてもというので、乗った。
「絶対楽しいって」
急流滑りのようなものも乗った。ええあれも…
俺は顔は青ざめる一方だった。
屋内のジェットコースターにものったが、それは割とマシだった。
その近くに機械仕掛けのハンバーガーショップのような店があってハンバーガーを買った。
「持ち帰りで、ハンバーガー二つ」俺は頼んだ。
「夜、腹減るかもしれんからな」君はニコニコで頷いた。
案の定、晩ご飯の後ホテルの部屋に帰ってから、お腹がすいて俺はハンバーガーを二つ、むしゃむしゃと食べた。
君は突然泣き出した。俺はオロオロするばかりだ。なぜ?
「ハンバーガー。一個は私のために買ってくれたと思って、めっちゃ喜んでいたのに…」と泣く。
「えっ、だって要るならいるって言ってくれんと…」
「ばかああああああああ」と言ってますます君は泣きじゃくった。
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