短編

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「今日のキミの予定はどうだったかな? 把握しておかないといけないからね」 「ああ、今日は日曜日なんで何もないっスけど」 「ふぅん。ならキミの時間を夜まで貰うよ。ボクは今日も出勤だけど、せっかく恋人同士なんだから二人の時間は有意義に過ごすべきだ」  ミルキはそう言うと、俺の手を掴んで組み敷いて来た。 「え? ちょっ!?」  戸惑っているうちに、俺は彼に組み敷かれていた。 「今更何を驚いているんだい? 昨日のキミは激しかったのに、今のキミはまるで怯えたウサギのようだ。そんな姿も可愛くて好きだけれど」  あいにくと昨日の事は覚えていない。  しかし、彼がそういうのならそうなんだろう。  ミルキが間違いを言うなんて、  ――ソンナ事がアルはずもナイのだから。  そうだ。  ミルキは俺の#彼氏__かのじょ__#だ。なにも間違ってない。  だから……、コンナコトしてもオカシクないんダ。 「フフ、さあもう少しだけ楽しもうか?」  ミルキの唇が俺のそれに重なってきた。
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