短編

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 まぁ今はそんな事はどうでもいい。  さっきも言った通り彼女がいないから暇でしょうがない。  仕事は一応あるんだぜ? ただ、それが面倒くせぇってだけで。  そんな俺は今日始めてよるの繁華街ってやつに繰り出した。  都会の風ってやつに思いっきり吹かれてみたかったんだ。  ぶらぶらと歩いているだけで楽しいもんだな。  田舎じゃ見れない景色だぜ。  こうゆうところで、かわいい娘でもひっかけて遊べたらいいんだけどな……なんて思ってるわけよ、これが!  というわけで初めてみる街のネオンにワクワクしてたんだって。  だから、まさかあんな目にあうことになるとは夢にも思っていなかったわけさ……。 「お、ここがキャバクラってやつか」  そう今日の目的はここだ。  都会のマブい姉ちゃんと戯れるため俺はここまでやってきた。  大丈夫! 今日のために有り金引き出して来たんだから。  なんとか持つさ!  そう思って意気揚々と扉をくぐったらこれだ。  なんだよホストクラブって!!  大体受付も何普通に男の俺を通してんだ!
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