第2話

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 ……仕方がない、ここは一丁ひと肌脱ぐとしよう。 「まあ従者はいませんけどね、ここは私自身が決闘に応じるということで。それでよございませんかね?」  私がそう言うと、二人は顔を突き合わせて話し合いを始めた。 「お嬢様、この場合はどうでしょうか? 流石に貴族の子息と決闘をする事など……」 「いえ、いっそここは引き受けるべきですわ」 「お嬢様!? しかしそれは……」 「この貴族の何たるかを軽んじる者どもに、真の在り方を示す為には、いっその事分かりやすい力を見せる必要があるのやもしれません。あなたがやりすぎないように手加減をすれば問題無いでしょう」 「……分かりました、お嬢様の仰せのままに。……ではロモラッド嬢、申し訳ありませんがわたくしと剣を交えていただきます」 「はいわかりました。……ヘイ! というわけで今宵のプログラムに決闘が組み込まれたぜ! みんなも是非楽しんでいってくれよな?!」 「「「イエイイエーイ!!!」」」 「だから一体何なんですのこのふざけたノリは!!?」 「お嬢様落ち着いてください!」
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