けんじゃは、け・ん・じゃでも

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俺の見間違いなのか。 ステータス:犬じゃ 何かの冗談だよね? これってイヌじゃ、いやじゃってこと。 いやいやいや、まだ分からないぞっ。 俺は人間の子供として生まれてるんだ、多分ステータス表記はバグだ。 お問合せセンターみたいな機能が有ったら、後で女神様にお知らせでもしよう。 「ショウタ、そろそろお腹空いたかな?」 微笑む彼女の笑顔はとても可愛い。 あの黒歴史がなければ……。 「…………」 うっ、上着を脱いだ!? うっ、これはまさか、こんな人が多く往来する公園のベンチで、 おっ、おっ、おぱーーいの時間とでも言うのか。 いや、いくらお前がこの世界では俺の母親だとしてもだな。 まだそんな見た目が若いんだし、少しは乙女の恥じらいを持つべきだと俺は……。 ンゴクッ ……思うわけで。 俺の眼上には二つの大きなお山がX軸、つまりは横方向へと突き出している。 そっ、その大きなお山の片方が露わに……。
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