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どういうわけだか、姿が随分と若くなっている。
俺は37歳でこの世を去ったのだが、今は現役の高校生くらいの姿をしている。そうだな、確かこの時は俺はモテモテだった。
学園の貴公子の異名を持っていたくらいだ。
いや、嘘だけどな。
まあ、そういうことにしておいてくれ。
おっと、誰かが来たようだっ!?
観音開きの扉が開くと、人型のシルエットが見える。
しかし、後光か何かか知らないが、眩しすぎてそれ以上ははっきりとは見えない。
審判の間って言うくらいなんだから、やっぱり閻魔様なのだろうか?
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