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俺、こんなに愛されてたんだ……。
そう意識したら一気に絆理への想いが溢れた。
触れあっている胸や肩や逞しい太腿にゾクゾクとした快感の粒が生まれ始める。
「ん…‥はぁ…‥。」
「一生?」
「絆理ぃ…俺、俺、お前の事凄く好き。大好き。」
俺からの告白に絆理は初めて聞いたかのような表情で俺を凝視した後、勢いよく俺の唇を貪り始める。
それはジワジワと迫りくる波というよりは、最初から大きな波が波状攻撃のように訪れる嵐のようなものだった。
深く合わされた唇は隙間を作ることが許されず、大きく開けられた口内から挑まれるように舌先を絡み取られ舐め啜られ、全て余すことなく触れられた。
せわしなく這いまわる絆理の手は俺の快感を全て引き出すかのように暴いて奪っていった。
一瞬で脱がされたパジャマのズボンは足元に輪を作り、下着からはしたない程硬く立ち上がった起立に透明な雫が見えた。
絆理はキスだけで零れた起立からの蜜をヌルヌルと全体に塗り張り出したくびれを悪戯に弄る。
くちゅくちゅとした粘膜の音が耳から入り俺の脳内を犯す。
今、この瞬間、俺は全てを明け渡そうとしているのだ、と潜在的に感じた。
「はうっ…やぁ、やっ。」
「本当に?嫌?」
意地悪な質問は絶妙なタイミングで俺の快感を逃し、そのもどかしさに俺の腰が揺れる。
「やぁ…やだぁ…。」
「はぁ…一生ってばズルいんだから。そんな可愛いおねだり、俺が抗えるわけないのに。」
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