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「え、お父ちゃんがどうしたの?」
正江はコーヒーを一口啜った。
砂糖もミルクもたっぷり入れた甘いコーヒーだ。
「正江、嘘よね?警察から電話が掛かってきて、お父ちゃんが刺されたって言うの」
「え、それで?どうなったの?」
「死んだって……」
「お母ちゃん、今から家に行くからお母ちゃんもすぐ帰ってきて。2人で警察に行こう」
父親が死んだ……?
もしそれが本当なら(天に感謝してもいいぐらいだ)と正江は思った。
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