あーとーがーき

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あーとーがーき

ここからは今回のお話の解説を含みます。 そんなもんいらねえって人はブラウザバックだ! こんにちは。前置きはそこそこにして解説入ります。 今回のお話の舞台は第三次世界大戦が起きたIFの世界線です。世界大戦の影響で大国でさえ法が機能しない世界で一人の少女と元外科医が出会います。 少女は両親を助けるために自身の臓器を売ろうとし、元外科医はそれを承諾して手術を行います。 これが大まかな話の流れであり、最後の元外科医の言葉「君は本当に親不孝者だよ」という言葉。これがこのお話のオチになります。 まず、少女の両親についてです。少女は生まれつき体が弱く両親は少女に謎の建物に連れて行った後、行方を眩ませています。少女は一人で元外科医の元まで来ていることから体の弱さは治ったものと思われます。ですが体の弱さと言うものは一朝一夕で治るものではありません。では少女の体の弱さとはなんだったのか。それはなんらかの臓器不全です。 次にオチである元外科医の言葉。「君は本当に親不孝者だよ」と言う言葉。これは手術が終わった後に言われたもの。つまり、少女の臓器を摘出した後に言われたもの。 このことから少女の両親は自身の臓器を少女に分け与えたのでしょう。行方不明になったのは手術代が払えないため少女に与えた臓器を摘出された末に死んだため。少女は摘出した臓器を売るため手術をしてもらいましたが両親はそうではありません。 少女の手術は成功しましたが体が弱かったために臓器を摘出した後に死んだと解釈するのが正しいでしょう。これは元外科医の、君に伝える手段はないと言ったことから一致します。 つまりは両親は少女を生かすために死に、少女は両親を探すために死んでしまったのです。 元外科医の「今日は死ぬのに持ってこいの日」 元外科医は何を思ったのでしょう。少女の死を意味あるものにしたかったのでしょうか。それともこんな世界に絶望してしまったのでしょうか。 どちらにせよ少女が死んでしまったことには変わりありません。 この解説はあくまで作者の解釈であり、これが正解とは言いません。あくまで指標の一つです。 それではここまで読んでいただきありがとうございました。
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