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「――もう一回しても良い?」 今度は喜一からの問い掛けで…。 僕は「うん」と言ってまた唇を合わせた。 この唇を合わせるだけのキスが徐々に深くなっていく。 僕はそのまま頭を押さえられ、啄むようなキスを繰り返された。 唇を舐め回され、歯の間をこじ開けるように舌が侵入してきた。 「っんぐ…、ふっ……、ん、」 く 苦しいかも。息できない。 息がっ…。ヤバい、息継ぎ どうやればいいの? 「っぷは!はっ…、はぁ」 「鼻で息して?ほら、もう一回」 …こう…かな? 「…あっ、……んっ」 喜一初めてだって言ってたのに… キス上手…。 気持ち良くなってきた。 体 …熱い…。 ねっとりと口の中を動き始めた喜一の舌に応えるように、僕も舌を絡めた。 「……ん、ん、…ふ……」 漏れる吐息と、口元から糸を引く唾液。 喜一の舌が僕の舌を絡め取る。 睫毛同士が触れるほどに近くにある喜一の顔。 目元が楽しげに細められていた。 喜一の首に手を伸ばした。 もっとしてほしくて―――… 「あっ…ふぅ、…っんん」 キスだけでこんなに気持ちが良いなんて……。 お互い固くなった下腹部を知らず知らず押し付け合っていた。 「なあ?抜き合おうか?…触っていい?」 僕は戸惑いもせず返事をした。 「――うん…」 人に触られるのなんて初めてだし、人のを触るのも初めてだ―――…。 喜一のは大きかった。 喜一のを手に取り擦り上げた。 お互いのペニスを触り合い、お互いに抜き合い、白濁を吐き出しあった―――…。
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