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それからは夏休み中、毎日のように、喜一は午前中は部活に行き、午後からは僕と課題を終わらせた。
その後は約束したかのように唇を重ね、互いのを握り擦り合い、快楽を与え合い、白濁を吐き出す事を繰り返した。
勿論、僕と喜一だけの誰にも言えない秘密。
それから数日後―――…
喜一から「那岐の中に入れてみたい」と言われた。
ドキドキした。
ただの好奇心…じゃないよね?
「好き」はお互いあの日以来
言ってはいなかったけど、今まで僕としてきた事は好きだから…だよね?
ねぇ、喜一、お互い同じ気持ち…だよね?
少なくとも 僕のこの気持ちは
恋愛感情の好き…だよ。
キスして、一緒に居られるのは幸せだなって思うし、一緒にいると楽しくてドキドキする。
これが恋だとか、愛だとか言うのなら、そうなんだろうなと思う。
この気持ちを、喜一といつまでも味わいたいと思ってる。
口には出してはいないけど、
喜一と居ると満たされる。
喜一に、ずっとそばにいて欲しいとか思ってる。
喜一だって同じ…だよね?
だから
「――うん」
僕はコクリと頷いた ―――…
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