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「おれさぁ、香坂くんと1回シテみたかったんだよね~。男でもキレイな顔してるし。だから勃つ自信ある」 「おれも。じゃあ、はじめよっかぁ?」 ニヤけた顔の男たちに恐怖した。 僕を仰向けにし、1人は両腕を押さえ付け、紐で両手首を縛り、壁に固定された机の足に万歳状態で括り付けられた。 1人は僕の下半身に跨がり脚を押さえる形になっていた。 コートのボタンを外し、中のトレーナーに手をかけた。 2人の一連の流れの手際の良さにまたもや恐怖と嫌悪感が込み上がる。 「慣れって凄いな。お前ら本当、手際良いよ」 「まぁな?お前だってそうじゃん。一條 響に近付くヤツをこうやって拉致させてさぁ。こっちは金貰えて、ヤれるから良いけどさ」 「田村っちさぁ、一條 響にかなり嫌われてんのに、バレたら嫌われるだけじゃすまないんじゃないの~?」 「喋ってないでさっさとヤれよっ!」 「おお、怖いね~。ハイハイ、女王サマの仰せのままに~」 「さぁ、やろっか?香坂クン、待たせてゴメンな?」 それぞれ僕に手を伸ばす。 トレーナーを捲し上げ、男たちの手が僕の素肌を撫で回す。 「顔と同じにキレイな肌してんな、香坂クン。手触り最高。スベスベだ」 「うわ、乳首ピンクだし」 「これで女だったら最高だったのに」 「おれ、男でもいけるぜ」 「おれもだ。はははっ」 「ほら、摘まんで弄ってやるよ」 跨がっていた男が胸を弄りはじめた。 嫌だ! 気持ち悪い! 誰か助けて! 「うっ!うぅ―――っ!?」 助けてっ!響さん! 声にならない隠った呻き声しか、出す事が出来ない――…。 カシャカシャと言う音が聞こえ、 聞こえた方向に目を向ける。 田村が写真を撮っていた。 「抵抗したらどうなるか…。わかるよね?」 不適に嘲笑う。 どうする事も出来ない この状況――― 男がジーンズのベルトに手をかけた。 絶望に支配されていく―――
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