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「なっちゃん、続きはベッドでね」
「続きって…まだする気ですか」
ふふふっと笑われ誤魔化された。
まぁ、いつもの事だけど。
浴室から出てバスタオルでお互い体を拭きあい、響さんに手を引かれ、2人とも裸のまま響さんの部屋に入った。
先にベッドに座る響さんのを見たら、ゴクリと喉を鳴らせて立ち竦んでしまった。
さっきまで挿っていたモノが、目の前にある。そのペニスは、しっかりとまた勃ち上がっていた。
有言実行…。絶倫…。そんな言葉が過った。
さっきの余韻もあると思うけど、これがさっきまで入っていたと思うと、見ているだけで後孔がキュッとなった。
ずっと立ち竦んでいた僕は、ベッドの端に座る。
「なっちゃん?どうした?」
「ヘタだけど、口でしたい」
「……へっ?あ、なっちゃん?」
響さんの両脚の間に体を入れて、膝を突いて、手でそれを数回扱く。
フェラなんて本当はあまり好きじゃない。苦しいし、顎は疲れるだけの行為だし……。
それなのに、それを自分からしたいと思った。
「…ッ…、なっちゃん……」
手を添えて顔を近づけ、舌をゆっくりと裏筋を下から上にと舐め上げる。それを何度か繰り返す。
唾液で濡れ滑りが良くなり、それを咥える。
歯を立てないようにゆっくりと口の中に入れた。
「…ん…ッ…」
頭上から聞こえる響さんの声。
気持ち良くなっているのかと思うと嬉しくなる。
顔を上下に動かし、時々吸い上げてみる。舌でくたびれや、先端部分を舐め刺激した。
口の中で少しずつ響さんのペニスが大きくなる。
その分苦しくなるけど、イヤじゃない。寧ろもっと気持ち良くしたいと思った。
「ぅ…、はぁ…、なっちゃん、気持ち、いいよ」
響さんの手が、僕の髪に触れた。
落ちてきた髪をかき上げ、耳や頭を撫でてくれる。
響さんの顔を見ると目が合う。
僕の行為を食い入るように見つめていた。
その表情はとても色っぽい。
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