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パーティー
正直言ってパーティーはたくさん美味しいものが食べられるからいいものの挨拶など色々大変だ。しかも言葉も知り合いばかりではないので丁寧なものに変えなくてはならない。正直いうとめんどい。うん、これに尽きる
しかも、ダンス!!俺いっつもあれで神経すり減らされる…
まー、今回の相手は大体颯固定だからなっんにもきぃ遣わずどさくさに紛れて足とか踏んでステップ間違えてやりますわ!ま、どーせイケメンな対応されるんでしょーね。惚れないけど
っていうか今回のパーティー颯のパートナーとしていくって親に言ったらあらあらまあまあ伊織に春が!!!みたいなこと言われたけどちっとも春きてませんからね!青い春も!
全然悲しくなんてないんだからね!!
さて、約束だと4時に家に馬車で迎えに行くって聞いたけど…もうそろそろ4時だな。外に出ておいてやるか。外出ないと大声であいつ俺のこと馬鹿みたいに呼びそうだし
そう考えてると4時に時計の針がさしかかりそうになったので急いで走って玄関の方へ向かった。
俺が若干息を切らしながら玄関へ着くとあと数メートルっていうところで馬車が到着するところだった。って、あれペガサスやんけ。俺この世界に来てまだ見たことなかったんだよなー。
え、何空飛べるってこと?最高じゃん。颯ないすーーー
馬車のドアがガチャっと開いて執事にエスコートされながら伊織が出てきた。こういうところは貴族だなって思う。普段の言動からは信じられないけど。とか思って見直してたらこっちにぶんぶん手振り回しながらいおりーーー!って駆け寄ってきたわ。前言撤回。颯はただの大型犬だったわ。馬鹿って上につくけど。
駆け寄ってきた勢いのまま抱きつこうとしてきたから華麗に避けてあげたら持ち前の運動神経でブレーキかけてた。そこは転んでくれたほうが面白いのに。
「んじゃ、行きますか」
「うん!ってあっ、ちょっとまってーーーー俺にエスコートさせてーーーーー!!!」
という声をガン無視してさっさと馬車に乗った。
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