もしも、世界が亡き人に会えるシステムだったら。

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大工でバリバリ働いていたお爺ちゃん、周りの人への気遣いや、優しさを忘れずに。 家や、仕事場を建てても見積もりよりも安めで 請求をしたり。 何か困った事があれば、ほっとく事はできず 直ぐにでも、駆け付けて手を差し伸べる。 だから、お爺ちゃんには人がついて行く 人脈もかなりあった。 そんな、お爺ちゃんが亡くなった。 原因は「肺癌」 煙草と、アルコール。其れに上乗せして お爺ちゃんは、余りご飯を食べない。 お酒が入れば甘い物は食べたり、おつまみには箸を付けるが、働いた分のご飯は食べてるところを見た事がない。 だから、筋肉はあって力あるから大工の仕事は 出来ていたものの。 かなり細みの体型をしていたのだ。 そのせいで、病気の進行は早く。 この前は普通に話せていたのに…と家族で悲しくなるのは、覚えている。 だから、煙草は嫌い。 だけど。お爺ちゃんの匂い。 お爺ちゃんの居なくなった、家はもぬけの殻の様 締まるとこ締めていた人が、居なくなったのだ。 家族には、お爺ちゃんが必要。   「戻ってきてほしい」
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