溺愛されています

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呼ばれて顔を上げると入り口に光鬼が立っていた。 「おかえりなさい。今日はなにが取れたの?」 そう言って花鬼と近づいていったとき、ハナは思わず息を止めた。 花鬼は「わぁ! きれいな鳥!」とはしゃいでいる。 光鬼が右手に掲げていたのは虹色に光る鳥だった。 それも、何羽もいる。 これだけあれば着物くらい簡単に作れてしまいそうだ。 「これでようやくハナの花嫁衣装を見られるな!」 光鬼はそう言って豪快な笑い声をあげたのだった。 END
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