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家に着いたのが0時半頃。
それから晩御飯を少し食べて、シャワーを浴びてベッドへと潜り込んだ。
明け方、涙を流しながら目覚める。
だけど……寝ている間の事なんて、何も覚えていない。
息苦しさに目が覚めると、涙が頬を伝ってる。
スマホを覗くと4時前。
そのままもうひと眠りする気にもなれず、
アタシはベッドの上、壁にもたれるように体育座りをして顔を俯けたままボーっと過ごし続けた。
8時頃。
スマホの鳴り響く音で目が覚める。
ボーっとしながら、うとうとしてしまっていたみたいだった。
★
おはよう。
如月、帝国ホテルに今から向かいます。
良かったら、如月も早く来てくれないかな?
★
美織からのメールにアタシは怠い体を起こして、
出掛ける準備を始めた。
どんなに疲れていても、まだ体を動かすことが出来る。
体を動かせる間は、動かし続けて疲れすぎて意識を失う様に眠れれば……今はそれでいい。
流石にシャツとGパンってわけには行かないかっと、
悧羅時代に買って貰った、一張羅に袖を通す。
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