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あとがき
<Wonderful Encounter>を読んでくださってありがとうございます。
Wonderful Encounter──直訳すると【素晴らしき出会い】です。
お互い恋愛ごとに対して何かしら欠けたところがある杏奈と恭輔がお付き合いを始め、そして結婚に至るハッピーエンドを迎えたきっかけをそのままタイトルにしました。
実は書き始めた当初はここまで長くなるお話ではありませんでした。
最初は杏奈が恭輔と付き合い始めて終わり──という感じの短い作品のつもりで書いていましたが、そこに行く頃にはすっかり杏奈と恭輔のいちゃいちゃを書くのが愉しくなっていてもう少し……もう少し……なんて思っているうちにここまで来てしまいました。
唯一の心残りは(一応)恭輔のライバルとして登場させたつもりの貢が思ったよりも暗躍しなかったということ。
今になって思うのは、そもそも一橋貢というキャラをよく練っていなかったのが敗因かも。惰性でお話を長くしちゃっていたから 苦笑。
そういったことから恭輔と貢の直接対決の場面はなく、父親である社長がどのようにして貢を諫めたのかは読み手さんに委ねることにしてしまったという情けなさ。
ただ少しだけ罪滅ぼしとして(一応)改心しただろう貢が書けたのはよかったかな。
きっと貢はこの件で恭輔をリスペクトすることになるんだろうなと勝手に妄想しています。自分が手に入れられなかった女(杏奈)を手に入れた男という面でね。
続く→
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