番外編 シアワセ家族計画

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番外編 シアワセ家族計画

『九重さーん、お荷物です。判子か署名お願いしまーす』 恭輔と結婚してから三か月ほど経ったその日の午前中、静岡の実家から荷物が届いた。受け取った私は早速お礼の電話を掛けた。 「あ、お義母さんですか? 今荷物が届きました。いつも沢山ありがとうございます」 『いいのよぉ。遠慮しないで干物も駄菓子も恭輔と食べてね』 「はい。静岡の干物、とても美味しいから嬉しいです」 時々義母から送られて来る荷物には静岡名物の美味しいものが沢山詰め込まれていた。その中には私が好きだといった駄菓子も一緒に入っているのが嬉しかった。
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