超・高性能ロボット掃除機

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 自称発明家の友人が、僕の家のロボット掃除機を強奪していった。と思ったら、一週間後に返しに来た。 「貸してもらったお礼に、もっと便利にしておいたから」 動かしてみたが、見た目も性能も以前と変わりない。ホラ吹きやがって、と悪態をついてから一ヶ月経った日のこと。買い物から帰ったら、部屋で泥棒に鉢合わせした。泥棒は僕に包丁を突きつける。 「金を出せ!」 丸腰では勝てない。あきらめて金を渡そうとしたそのとき、ロボット掃除機から音声が流れた。 「オソウジ、開始シマス」 次の瞬間、ロボット掃除機から太い筒が飛び出し、レーザービームが放たれた。  撃たれて昏倒した泥棒を縛り上げながら、僕は呟く。 「ビームは掃除に必要無いだろ」
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