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自信
私の“あの言葉”でもぶツインズが消えた…。
――これは、喜んで良いことなの?
さっきから止まることを知らない全身の震えが、自身に問いかけている気がする。
あたりに人の気配はない。このまま知らないふりをして帰っても良いんじゃない?
いや、でもどれだけいじめられてきたからって同じ人間。
放っておくには―――……
――いいでしょ。だってあの二人はずっと私をいじめてきた。自業自得だよ。
そう、そうだ。自業自得だ。私は散々耐えた。もう、開放されても良いでしょ?
そんな悪魔の声に騙されてしまった私は、心のなかで誓った。
私に逆らった奴らを消しちゃえばいいんだ。
そうしたら私だけの世界が、私を中心とした世界が動き始める…よね?
お父さん。
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