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久しぶりの遊園地はとても楽しく、あっという間に時は過ぎていった。
純太朗さんが家に来てからというもの、日曜はいつも自然散策ばかりだった。
たまにはこういうのも良いかもしれない。
「ただいま! 純太朗さんお待たせしました。さあ、お散歩に行きましょう」
「今日は遅くなるようだったから、タロの散歩は宏樹に行ってもらったわよ」
「えっ!」
お母さんの言葉に、私は驚いて弟の顔を見る。
「マジ、疲れたー」
純太朗さんは私でなくても弟とのデートでも良いのだろうか、いつも通り散歩後の爽やかな顔をしていた。
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