フユミフユ 〜ともだちはヘンテコオバケ☆〜

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「ブランコも、すべり台も…うん、なつかしいな、とっても」 と…フユミは、ほほえんだまま。 「そうそう、ミフユも、しってるよね? そのとけいにはね、へんななまえがあってね」 と、フユミ、私を見ている。 私も…フユミを、見ている。 てつのぼうの上にある…その、おおきなとけいは。 …そう。 『はんたいとけい』 と…よばれていて。 だれもいないときには、はんたいに回る…という、へんなうわさがあって…。 フユミは…ずっと、私を見たまま。 私も…ずっと、フユミを見たまま。 そして…そのひとは。 いえ、その、おばけは。
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