フユミフユ 〜ともだちはヘンテコオバケ☆〜

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「でも、今のミフユには、おばけにはない、じゆうがあるのよ?」 …と。 フユミは、おねえさんのすがたのまま? 「おばけはね、お花屋さんにはなれないし、こうかんっこもできないの。てつぼうもやれないし、おともだちになりたくっても、きっと、いやにおもわれたり、へんにおもわれたり」 …と。 「だからね、フユミはじゆう。ミフユだって、じゆうなの。じゆうになることが、おなじじゃないだけなの」 と…きれいに、ほほえみながら。 「そして、ね? おもいだしたのでしょう?」 と、フユミは、私をみる。 「…うん」 と、私は、フユミへとうなずいて。 そう、私…おもいだしている。 あの、夢の中で、おねえさんのフユミにつたえていた…『願いごと』を。 「その願いが、きっと、かなうことは…もう、わかっているのではないかしら?」 と…フユミは。 「…うん」 と…私は。
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