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街中を歩いていると
「ねぇ〜そこのお姉さん」
とチャラ男が声をかけてきた
「なんですか?」
問いを返すと
「僕達と遊ぼっと」
言ってきながら、両サイドを2人の男が取り囲む
「急いでるのでどいてください」
と言っても全然どいてくれない諦めてカバンからあるものを取り出す
ハテナを浮かべている男たち
「これ、僕なんですけど男って興味あります?」
笑いながら
「何ふざけたこと言ってるの?振り解けないでしょ」
と言いながら手を掴んできた
「冗談では無いです。手を離してください」
「肌も綺麗だし化粧もしてるじゃん。手も折れるほど細い。男なわけないでしょ?追い払うにしても冗談聞かないよ」
2人の男が笑いながら言う
「はぁ……仕方ない。」
と言いながら僕は握った手をとり背負い投げを
した!
受身を取ってないから背中を打ってる
痛そうにしている男と唖然に取られる男
「僕は細くても男だ。勘違いするのは勝手だけど男だって化粧もするし、スカートだって履く」
と言いながら呆然をした男2人を横に僕は待ち合わせの場所に向かった
「待たせた?」
僕はそう彼女に言うと
「また変なことに巻き込まれた?」
と心配してくれた
「ナンパされた。君がこんな格好させるから」
と言いと
「だって絶対似合うんだもん。細身だし、綺麗だし。スカート履くだけじゃん!本当はウィッグつけてもらいたかったのに」
少し悔しそうに言う彼女
「スカートはな、ウィッグはだめだろう。それにこの格好のせいで女と間違えられたんだぞ?」
呆れながらいうと
「女の子と間違えられたんだ正体はバレなかった?」
心配そうな顔で言う
「大丈夫だよ……もうやらないけど」
「えーー」
「それに俺が今人気アイドルだってバレるだろ」
ブーっと脹れながら仕方ないと彼女は納得した
この世の中、俺が女に化けてアイドルをやっていることを知らない
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