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生まれ落ちた子
雪宮 透
私は生まれてから自分を好きになれた事がない。
幸せだった事があっただろうか。
人の顔を見て、機嫌を伺いながらその人の望む
言葉を伝えて。間違えてないか、正解だろうかと怯えながら過ごす毎日。
私がこのような体質になったのは、イジメと両親の激しい喧嘩、母の不倫騒動に。
弟の問題行動、家庭内の金銭問題、家庭内問題と
私は私が毎日毎日…押しつぶされるような思いで
毎日を過ごしていた。
父は働き者で優しい人だ、家族思いでお人好し
私から見た父は、尊敬するほどに大好きな人だ。
けれど、お人好しが故に許さなくて良い事までもを、許してしまい。結果的にその矢が私や妹に飛ぶ。
母は、精神面で不安定な人だ。良い時もあるから相談も出来たりすることもあるが、基本は自分が間違って居ないスタンスでいるので、反論すれば驚く程にキレる。キレた後は私のことは無視、
居ないものかのような対応をする。
言葉も酷くなるので、幼かった頃の私はそれが恐く嫌で、母の機嫌を取るようにして居た。
母のお金の使い方は、本人もよく分かってないと思う。
給料が入れば、買わなくても良いものを良く大量買い込み、学校等の支払いはよくわからず父に丸投げ。
挙げ句に、暴力・暴言男との不倫。
男が、家に上がり込んできて家を荒らし、暴言を吐き散らし、私は泣きながら土下座をし「やめてほしい、」と言って母や妹を庇って居たのは、
今でも忘れない。恐かった、その日を境に父以外の男性が恐くなってしまい。
中学三年に祖母の家に引っ越した後も、男子と会話が出来るまで、かなりの時間が掛かった。
で、その男がどうなったかと言うと…
あの後、父が帰宅をし事の顛末を説明
警察が来てと、色々と大変だった。
また、家庭内だけなく私のイジメもその頃になると進化を遂げて居て、学校には行けなくなってしまい。動かずにストレスで暴飲暴食を繰り返すようになり、体はどんどん太くなっていった。
また、食生活とストレスからフケや肌荒れが酷くなり。クマも酷く、太って来てる割にやつれ
学生とは思えない風防をしていた。
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