哀しみの閃光
4/4
読書設定
目次
前へ
/
10ページ
次へ
屍がなくなると同時に、辺りは何事もなかったかのように、また明るさと静けさを取り戻した。 自ら命を絶ったものに、次の命の巡りはない。 神に苦しみの叫びを聞かせ、体と魂を焼き尽くし、全てここで消し去る。 二度と苦しませないために。 ユタは何もなくなった穴を見つめる。 ユタは死んだ人間の後始末しかできない。 生きている人間を助けることはできないのだ。 それが彼に許された、唯一の務めだった。
/
10ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
14(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!