哀しみの閃光
1/4
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/
10ページ
哀しみの閃光
ユタは、身をかがめている柴犬を見る。 威嚇しているのか、怯えているのか、自分でもよくわかっていない表情だ。 犬はあばらが浮くほど痩せ、土で汚れきっている。 自分が死んだことに気づかず、山を彷徨っているのだろう。 哀れな犬だ。 と、風にのって、甘く饐えた匂いが鼻をかすめる。 屍特有の、周りを引き寄せる強烈な匂いだ。 ユタはそれを頼りにここに来た。
/
10ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
14(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!