友人Fの本懐12 - 禁忌の場所 -

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その翌日の朝だったか、私はFからの電話で叩き起こされる事になる。 母親に起こされ、Fからの電話に出る。 「どうした……」 私は半分寝ぼけたまま、電話に出た。 「何分で出れる……」 Fは突然そう言う。 まずは朝は「おはよう」だろうが……。 なんて事を考えながら、 「ああ、十五分かな……」 と答えた。 「じゃあニ十分でお前んち行くから、急いでくれ」 Fの悪い癖で、その日の要件をなにも伝えずに出て来いとだけ言う。 私は仕方なく、顔を洗い、歯を磨きながら服を着替えた。 するとまた電話が鳴る。 休日の朝の七時。 「お前、ええ加減にせーよ」 と父親も起きて来た。 それに謝って私は再び電話に出た。
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