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「嘘つくな…」
とFは三人の女の子に強い口調で言った。
「此処行ってみんな平気なわけないやろ」
Fが立ち上がって床にタバコを叩きつけた。
「あ、あの……」
と一人の女の子が声を出す。
「そこ、もう一人一緒に行った子が居って、その子ちょっと体調悪くて……」
Fがその子を睨む。
「いつから体調悪いねん」
「……」
「いつからやって聞いてるねん」
半分怒鳴る様にFは訊く。
「多分、その行ってからやと」
Fはじっとノートを見ながら少し考えていた。
そして、
「その子に会わせろ」
「何かあんの、その子」
と先輩が女の子とFの間に割って入った。
「お前関係ないわい」
とFはその先輩を蹴り上げた。
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