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 しかも長い。唇塞がれてからどれだけ経ったんだろう。僕もうなんかふわふわしておかしくなってきた。ずっとじゅるじゅるぺろぺろディラン様の舌が動いてて、しかも時々ごくって音も聞こえてくる。もしかしてだけど、僕の唾液飲んでるの……? 「はぁはぁ……なんて、なんて美味いんだっ……!」 「はぁはぁ……ディ、ディラン様っ……なんで、こんなことを……?」 「ああ、君の唾液を飲むと私の体の痛みが和らぐんだ」 「え……? そうだったんですか?」 「ああ、君は知らないだろうがそうなんだよ」  ディラン様の鼻血はいつの間にか止まっていて、とっても優しいお顔で笑ってくれた。ディラン様は同じ人間かと思うくらいとってもかっこよくて綺麗な人だから、そんな人にそうやって笑いかけられるとドキドキとしてしまう。  僕の唾液にそんな効果があったなんて知らなかったけど、ディラン様の顔色はとってもよくて頬もほんのり赤くなっている。体の痛みがとれて元気になったみたいだ。よかった。 「さぁ、次は精液を飲む番だ」 「あっ……」  そう言ったディラン様は、何故か僕の服を全部脱がせにかかった。それは流石に恥ずかしくて服をきゅって掴んだんだけど、やんわりとその手を外されてしまった。 「私を助けると思って協力して欲しい」 「……わ、わかりました」
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