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話す大事さ
リサより配信を始めたきっかけを聞き、突如ダンジョンプリズマーは口を開くとリサが驚きのあまり尋ねる。
「え?いきなりどうしたのダンプリちゃん?」
「あなたは後で自分のした事を余計なお世話だと考え、謝りに来たが、私はそうは思わない」
「でも実際ホワイトちゃんを怒らせてしまったし、あなた達の仲もおかしくなりかけなかった?」
ホワイトペインターを怒らせた事をリサは気にしており、その発言をするとホワイトペインターもその事についてフォローする。
「ごめんなさい、あの時はいろいろ感情がぐちゃぐちゃになって思わず……」
「だからそれは私があなた達の事を言ったからでしょう」
「そうじゃなくて、……私はとにかくまずは誤解をときたかったんです」
「誤解?」
誤解を解きたいというホワイトペインターの発言にリサは疑問を覚え、その事についてホワイトペインターが説明をする。
「まずあの時、ダンジョンプリズマーがあなたと会った時に私はタイミング悪く休んでしまい、その動画を観たらちょっと焦ってしまってとにかく早く何も気にせずにダンジョン配信をしたくて逆にダンジョンプリズマーにおくったメッセージがかえって気を遣わせるような結果になったから思わず……」
「ホワイトちゃん……」
「ホワイトペインター、今にして思えば、君も急に休むことになった事をすごく気にしていた。そんな気がするし、君の長文メッセージはそんな心情の表れなのでは?」
「……ええ、あなたは事前に休むことを話してくれたのに、私は急に入った予定とはいえ、直前まであなたに対する知らせを怠ったわ、それじゃあやっぱり私達リサさんの言う通りかもって思ったら……」
ホワイトペインターの発言も少しづつ弱くなっていき、そこでダンジョンプリズマーが声をかける。
「不安になったのか……、だけどリサの発言で私も気付けた事がある」
「気付けた事……」
「私も君もいろいろ不安になり、互いに思った事を話せた、その結果、お互いの不安が解消されたんじゃないのか?」
「不安が解消……そうね、そうかもしれない……」
「リサ・バーン、多少の思い違いはあったかもしれないが、あなたがいろいろ言ってくれたことでお互いの気持ちを話し、不安は解消された。この先のユニット活動でも少しづつすれ違いはあるかもしれないが、その度に話す大切さをあなたは教えてくれた」
「……そう思ってくれたら、なんか私も良かったって思える。これからもユニット活動頑張ってね」
「はい、それじゃあそろそろ帰りましょうか」
不安の解消、その為にも話す大事さを知り、ユニットとしての結びつきをより強く感じるのであった。
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