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What are you having fun and living?
大矢:休憩室で雑誌を読んでいる
湊川「おつかれーっす」
大矢「おお、お疲れ様」
湊川「何読んでるんですか?」
大矢「雑誌だよ、雑誌」
湊川「何のですか?」
大矢「CanCamだよ」
湊川「…CanCamですか?」
大矢「ああ」
湊川「…いつもそんなの読んでるんですか?」
大矢「たまたまだよ、貰ったんだ」
湊川「…誰にですか?」
大矢「網棚」
湊川「え?」
大矢「電車の網棚に置いてあったんだよ、それで貰ったんだ」
湊川「…泥棒ですか?」
大矢「おいおい(笑)、そんな言い方ないだろう(笑)」
湊川「だって人の物ですよね」
大矢「でも、いらなくなったんだろ?。だから、俺が貰ってんだよ」
湊川「…そもそも何でCanCam何か読んでるんですか?」
大矢「よくぞ聞いてくれました、湊川君」
湊川「は、はい」
大矢「俺がね、このCanCamを読んでる理由はね」
湊川「あの」
大矢「何だよもう、何?」
湊川「その話、長くなります?」
大矢「え?」
湊川「ですから、その話長くなりますかって?」
大矢「何でそんなこと聞くの?」
湊川「あの…大矢さんって、勿体ぶって大した事ない話するじゃないですか」
大矢「まあ、そうだな」
湊川「自覚あったんすね」
大矢「まあ、周りからはそんな感じで思われてるんだろうなって」
湊川「…嫌われてるってのは?」
大矢「薄々勘付いてはいたよ」
湊川「あっ、気づいてたんですね」
大矢「そしてだ、君がその首謀者だってのも俺は気が付いてんだよ」
湊川「え?」
大矢「君を筆頭に俺の事、嫌ってんだろ?」
湊川「そんなんじゃないですよ、僕はそんなに嫌いじゃないですよ」
大矢「…好きでもないんだろ」
湊川「あっ、それは勿論」
大矢「ちょっと嫌いなんだ?」
湊川「はい、生理的に」
大矢「充分すぎるよ!、生理的に嫌いならちょっとでも嫌いって事になるの!」
湊川「あの、大矢さんって」
大矢「何だよ!」
湊川「何が楽しくて生きてるんですか?」
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