始まりの日(0歩)

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紬ちゃんが寝てしまって、ポツンポツンと杏と話す。! 話したくないわけではなく、会えた感動と緊張でなかなか言葉が出てこない。紬ちゃんがいてくれたほうが話しやすいかもしれない。 それでもきちんと伝えたいと思い 「杏、会ってくれてありがとう。会えて本当にうれしい。 これからもっともっと杏と紬ちゃんのことを知っていって、俺のことも知ってもらいたい。俺にとって二人は何より大切だよ。杏たちにもそう思ってもらえるように俺の気持ちを届けていきたい。 まず、今日一日思いっきり楽しもう。」 「ありがとう。私の中でも崇人さんの存在すごく大きい。大切な人だよ。 あなたが私達のことを思ってくれているのがしっかり伝わってくる。私もあなたに私の気持ちが伝わるよう、言葉で伝えていけたらな 何から何まで甘えるばかりになってしまってて申し訳ないです。」 「そんなことない 俺が二人に色々したくて勝手にしてるんだから。杏と紬ちゃんのことはもっともっと甘やかしたいし、頼ってほしい。そのほうがうれしい どうするのがいいかわからないから、どんどんわがままでもいいし、こうしてほしいって言ってほしい」 やっと会話ができるようになってきた。 高杉と安西さんは何も言わずに見守ってくれている。
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