アイヌ犬

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アイヌ犬

昔、アイヌ犬を飼っていた。 見た目は柴犬に似ていたかな。 アイヌ犬は狩に特化した犬で野生みが強く、黒い物を見ると狩犬本能が出ることがある。 素人が飼うには難しい犬種だ。だけど、主人に対する忠誠心は強く、北海道の冬にも強い犬だ。それに利口で可愛い一面もあるのだ。 そして、アイヌ犬の特徴の一つとして、舌が黒いのがチャームポイントだ。 他の犬には無い特徴的な舌だ。初めて見る人にとっては驚きものだろう。何か病気ではないか? と思われても仕方ない。でも安心していい。舌が黒いのは、先祖代々から受け継がれている遺伝だ。黒い舌の部分だけモコっと盛り上がっているが、これも遺伝の一種なので病気ではないから安心していい。 最後に、アイヌ犬の数は少なくなってきている。絶滅の危機に晒されているので、もしアイヌ犬を飼う機会があれば、大切に育てて欲しいと思う。だが、初めて飼う人には向いていない犬なので注意して欲しい。 そうそう、最初に話してたが、昔アイヌ犬を飼っていた。私が生まれる前からいたアイヌ犬で、十八年生きた。 私が物心ついた時には、すでにおじぃちゃん犬だった。 よく吠えたり、夜鳴きが多い犬だったと祖母から聞いた。歳を取ってからはほとんど無くなったと言っていた。 それと目と耳が悪く、散歩をする時はリードを短くして散歩をしていた。誤って電柱にぶつからないようにするために。よく、祖母と一緒に散歩に行ってたな。懐かしい話しだ。 長話になってしまったね。 そろそろお開きにしようか。 アイヌ犬に興味を持ってくれたら嬉しいな。 それでは、またいつかお会いできるのを楽しみにしているよ。
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